ご挨拶

『第44回日本麻酔・集中治療テクノロジー学会』を2026 年12 月4日(金)~5 日(土)に横浜シンポジア(横浜市中区)で開催させていただくこととなりました。

本会では、『「見えない」を科学する:テクノロジーを味方にするために』をテーマに掲げました。あらゆる電子機器にテクノロジーが組み込まれ”テクノロジー”を意識せずに利用されるようになって久しく、驚くべき速度で発展し続けているテクノロジーが何を行っているかを迅速に理解することが現在では困難です。機械学習による解析結果は解釈が難しく、機械学習による要約機能や生成AIによる出力は不確実な根拠の上に行われており、利用者の思考を鈍化させ誤った方向に導くなどの可能性があります。テクノロジーが発展するほどに、テクノロジーとの付き合い方を大いに考えさせられます。今回の学会は、コンピュータやテクノロジーに詳しくない方も詳しい方も、テクノロジーを利用しながら、いかにして科学的な思考を失わずに生きていくかを考える時間を提供するよう企画を進めております。

特別講演は学会のテーマに沿った魅力的な講演をお願いする予定です。シンポジウムは「AIとどのように付き合っていくか:20年後を見据えて」として、研究で日常的AIを利用しテクノロジーに精通しているベテラン麻酔科医、中堅または若手麻酔科医、高校生による発表とディスカッションを企画しています。当学会を開催する横浜市中区は、1859年が横浜港が開港した国際貿易都市であり、1872年には日本で初めて鉄道が開通した都市(初代横浜駅は現在の桜木町駅)で、歴史的に新しいものや多様性を受け入れてきた文化のある街です。今回の学会テーマにふさわしい街で学会を楽しんで頂ければ大変嬉しいです。

会場からは山下公園や赤レンガ倉庫を徒歩圏内で、例年イルミネーションによるライトアップやクリスマスマーケットが開催されています。初日に開催する懇親会では、9回から山下公園や横浜港を望むことができます。また、懇親会の後には港横浜の街の雰囲気をお楽しみください。

第44回日本麻酔・集中治療テクノロジー学会
会長 増井 健一   (横浜市立大学大学院 医学研究科 麻酔科学 准教授)